MIHO MUSEUM – 宗教家の野心が生んだ日本最高峰の美術館

mihomuseumの紅葉

photo by 廖硯硯

滋賀県にある日本有数の私設美術館、MIHO MUSEUM(ミホミュージアム)を紹介します。私立の美術館だと知ってから訪れるとちょっと引いてしまうくらいの、いろいろな意味ですごい場所です。

開館日がさほど多くないのでタイミングが合わないと訪れることは困難ですが、京都旅行のお供にぜひ頭にいれておくと良いスポットです。

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MIHO MUSEUMと宗教

ミホミュージアムは、神慈秀明会という宗教団体の開祖 小山美秀子氏(こやまみほこ、故人)の美術品コレクションを展示するために建設された美術館です。

宗教が関わっていると聞くと二の足を踏んでしまうかもしれませんが、美術館内で勧誘されたりすることはないので安心して美術鑑賞を楽しむことが出来ます。

I・M・ペイが設計した美術館

MIHO MUSEUMの見所の一つが、世界的に有名な超大物建築家 I・M・ペイ(イオ・ミン・ペイ)が設計した美術館の造形です。建築に詳しくなくても、ルーブル美術館のピラミッドを設計した人、と聞けば何となくそのすごさが分かると思います。

ルーブル美術館

ルーブル美術館 photo by
Denis McLaughlin

駐車場から歩いて行くと、まずレセプション棟があります。美術館のチケットはこちらで購入します。レストラン「Peach Valley」もこの建物内にあります(後半で紹介します)。

レセプション館

レセプション棟と美術館は500mほど離れています。お年寄りなど歩くのが大変な方の為に、電気自動車による送迎も行われています。もちろん無料です。

送迎用電気自動車

美術館へ続く道にはしだれ桜が植えられており、桜スポットとしても密かな人気を集めています。桜の開花状況は、公式HPのライブカメラ画像↓からリアルタイムで確認できます。

レセプション棟から美術館へ続く桜並木

miho museumのしだれ桜

photo by go.biwako

桜に囲まれた道を抜けるとトンネルがあります。トンネル内から後ろを振り返って桜を撮影するのがお約束です。

トンネルからしだれ桜を眺める

トンネルの内部はなんとステンレスで覆われており、その建設費用が気になって仕方がありません…。

ステンレスで覆われたトンネル内

トンネルを抜けた後は、美術館まで橋がかかっています。このトンネルや橋のデザインは、桃源郷をイメージして設計されているそうです。

美術館へと続く橋

ようやく美術館に到着。チケットはここで提示するので、中に入らないのであれば無料で敷地内を歩くことも出来ます。

美術館入り口

トンネルもそうですが、丸い円のモチーフが京都の源光庵などを連想させるデザインですね。

美術館入り口からトンネルを眺める

photo by jpellgen

源光庵

源光庵 photo by Norihiro Kataoka

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美術館内もひたすらすごいです。

miho museum ロビー

美術館内部

なぜ滋賀の奥地にこんな建物が…、という不思議な気分になります。

ガラスの屋根

美術館 外観

MIHO MUSEUMの展示品

MIHO MUSEUMは、紀元前エジプトやインダス、メソポタミア、中国などの美術品をたくさん保有しています。歴史の資料集で見たことあるような貴重品も多々あり、宗教家の経済力の恐ろしさみたいなものも実感して少し複雑な気分になったりもします。

同年代の異なる文明のものを比較しながら楽しめるので、文明ごとのデザインの趣向の違いを興味深く観察できます。

ちなみにこの日の特別展示は、KAZARI(かざり)展でした。アメリカ人収集家、ジョー・プライス保有の伊藤若冲作品(本人作かどうか議論もあるようですが)は素晴らしかったです。

伊藤若冲作『鳥獣花木図屏風』

伊藤若冲作『鳥獣花木図屏風』

レストラン「Peach Valley」

レストラン peach valley

レセプション棟にあるレストラン「Peach Valley」でランチを頂くのもおすすめです。このレストランは、無農薬の有機野菜を使ったヘルシーで環境に優しい料理がウリです。

営業時間は10時〜16時、ランチタイムが11時半〜14時半になります。

メニューはうどん、そば、パスタといった麺類が中心。季節によって様々な限定メニューもあります。価格は1000円〜2000円程度なので、場所を考えれば高くはないでしょう。

レストランのメニュー

こちらがおむすび膳 1800円。信楽焼の器を使っているのが好印象です。

おにぎりセット

とろろ昆布に梅、佃煮と渋いラインナップ。付け合わせも含めて大人向けのメニューですね。

三色おにぎり

そして北海道産の大豆から作られたというミホ豆腐が美味しいです。塩をつけて食べるんですが、そのままでも天然の甘い味がついています。このミホ豆腐は売店で買うことも出来ます。このサイズの4倍でお値段は500円!です。

ミホ豆腐

こちらがエマー小麦を使ったパスタ。フジッリ?というショートパスタでしょうか。フォークの使い道が分からない形をしています。トマトベースのソースに、にんじん、タケノコ、椎茸などたくさんの野菜が細かく切って盛り込まれており、見た目以上にボリュームがあります。

エマー小麦のパスタ

信楽焼の湯のみで頂くほうじ茶もまた美味です。このお茶も売店で購入することが出来ます。

信楽焼の湯のみ

レセプション館ではパンも売っているので、混雑時などはこちらを購入して外のテラスで頂くというのも良さそうです。

パン売り場

テラス席

MIHO MUSEUMのアクセス

ミホミュージアムは滋賀県 甲賀市信楽町(こうかし しがらきちょう)にあります。滋賀県の奥地といってもいい辺鄙な場所にありますが、高速道路のICが近くにあり、またJR石山駅からバスが出ているためアクセスは悪くありません。

車のアクセスと駐車場

周辺は一部細い道もあるため、運転には注意が必要です。

MIHO MUSEUMの駐車場

ミホミュージアムにはかなり広大な駐車場があります。入り口付近は坂になっており、坂の下にも臨時駐車場が2カ所あります。臨時駐車場からはシャトルバスで美術館前まで送迎してもらえるようです。

mihomuseum 駐車場

こんな辺鄙な場所にそんなに人が来るの?、と疑問に思うようなロケーションですが、かなり混雑しています。特に桜のシーズンは早い到着を心がけたいところです。

駐車場は無料で利用できます

電車、バスでのアクセス

JR石山駅は京都、大阪からも近く新快速も停車するので、車がなくてもアクセスは良好です。石山駅までは京都駅から15分、大阪駅から45分ほど。美術館行きのバスは9時10分から1時間おきに運行、最終が14時10分(休日は15時10分)になります。美術館から駅方面のバスは17時台が最終です。

MIHO MUSEUMの入場料

大人1100円
大学生/高校生800円
中学生/小学生300円

駐車場や敷地内は無料です。美術館には行かずにレストランだけ利用することもできますし、しだれ桜やトンネルを無料で見ることも可能です。

まとめ

MIHO MUSEUMは、宗教家が山を丸々買い取ってお金に糸目を付けずに自分の作りたい物を作ったらこうなった、というある種恐ろしさも感じる施設ですが、建物から展示品、そして桜や紅葉まで全て訪れて鑑賞する価値のあるものです。

京都駅からも1時間ちょっとなので、建築、美術館好きの方はぜひ京都観光とセットで訪れてみてはどうでしょう?開館日は限られているので、公式HPでのチェックを忘れずに。

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