願徳寺

願徳寺の門

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願徳寺の概要

願徳寺は白鳳八年(679)に持統天皇の勅願によって現在の向日市寺戸のあたりに建てられた寺院が起源と伝わる。

現在太秦の広隆寺が所蔵しているものが創建当時の本尊であった薬師如来だと考えられている。

かつては1平方kmにも及ぶ広大な伽藍を有する大寺院だったとされ、平成十五年(2003)に跡地から九世紀以前の湯屋の遺構が発掘されたことで寺伝の記述が裏付けられた。

正式名称は宝菩提院 願徳寺(ほうぼだいいん がんとくじ)という。

平安時代には平清盛の孫にあたる小川法印忠快が入寺して天台密教の道場として隆盛し後の穴太派や西山派の源流となったが、応仁の乱(1467 〜 1477)や戦国時代の戦火に巻き込まれて何度も大きな被害を受けた。

江戸時代に入り徳川家康によって再興されたものの寺勢を回復するには至らず衰退していき、昭和三十七年(1962)に本尊の如意輪観世音菩薩を含む仏像が勝持寺に安置されることになった。

昭和四十八年(1973)に勝持寺の隣の現在地に本堂が再建され、平成八年(1996)宝物殿に本尊や諸仏が帰座され現在に至っている。

願徳寺の見どころ

国宝 如意輪観世音菩薩 半跏像

願徳寺 如意輪観世音菩薩のポストカード

願徳寺の本尊である如意輪観世音菩薩は平安時代前期頃の彫刻という。

片足を曲げた半跏(はんか)の姿をしておりその表情や衣装が同時代の日本の彫刻で他に類例をみないことから唐から招来されたもの、または渡来人が制作したものとされる。

榧(カヤ)の木の一木造りで心願成就・子宝の信仰を集めており、国宝にも指定されている。

その他、願徳寺の宝物庫には藤原時代に彫刻された薬師瑠璃光如来、鎌倉時代の聖徳太子像などが安置されている。

願徳寺 写真撮影の注意事項

仏像は撮影禁止。

願徳寺の混雑

空いている。

願徳寺の御朱印

願徳寺の御朱印

300円。

願徳寺のアクセス

住所と地図、経路のリンク

電車 バス

  • 市バス(系統:臨西2)「南春日町」徒歩15分
  • 市バス(系統:西2、臨西2、西4、特西4、33、特33)「洛西高校前」徒歩30分
  • 阪急バス(系統:63)「南春日町」徒歩15分

最寄りの南春日町行きのバスは本数が少ないため、公共交通機関で行く場合は阪急電車「桂駅の西口」から「西2系統」で「洛西高校前」下車からの徒歩を検討したほうがよい。

タクシーの場合は阪急電車「洛西口、または東向日駅」、JR「桂川駅、または向日町駅」から約15分で料金は2000円程度。

このエリアの観光は車を活用したほうが周りやすい。

「バス1日乗車券」、「地下鉄・バス1日乗車券」いずれも対象外のエリアです。1日乗車券のエリア外料金は現金払いのみで差額をICカードで支払うことはできません(全額支払いならばICカードOK)。

駐車場

願徳寺の駐車場

隣りにある勝持寺と共通の参拝者用無料駐車場がある。

願徳寺の基本情報

願徳寺の参道

  • 名前:がんとくじ / gantokuji
  • 創建:679年
  • 山号:仏華林山
  • 開山 / 開基:持統天皇
  • 宗派:天台宗
  • 本尊:如意輪観世音菩薩
  • 公式情報:
  • 観光エリア:大原野神社・善峯寺・長岡天満宮
  • 住所:〒610-1153 京都府京都市西京区大原野南春日町1223−2( →地図でみる
  • 電話:075-331-3823
  • 受付時間:9:30 ~ 16:00閉門 / 毎年2月は拝観謝絶
  • 拝観料:400円
  • 所要時間の目安:15分